宮古市の重茂地区でウニ漁解禁 日の出と共に漁へ

宮古市の重茂地区で今シーズンのウニ漁が解禁され、日の出と共に漁に出て戻ってきた船が次々にウニを水揚げしました。

宮古市の重茂漁港からは夜が明けた午前4時すぎに地元の漁協に所属する漁船が一斉に海に出ました。

漁業者たちは、日が昇っていく中、箱めがねを使って海中をのぞきこみながら、先端に網のついた7メートルほどのさおを巧みに操ってウニをすくいとっていました。

重茂漁協ではウニの成長が遅く海の状況もよくなかったことから例年よりも10日ほど漁の解禁を遅くしました。

それでも初日の2日はまずまずの漁となり戻ってきた船から次々とウニが水揚げされていました。

重茂漁協によりますと去年は震災前を上回る14万個の水揚げがあり、ことしは今後のウニの成長を期待して12万個を目標に来月上旬まで漁を行うということです。

ウニ漁から戻ってきた漁業者からは「例年どおりウニがたくさん採れればいい」という期待の一方で「きょうは数は採れたが、身入りがどうか心配だ」といった声も聞かれました。