毛越寺でオーストラリアの高校生が座禅 岩手 平泉町

オーストラリアの高校生たちが平泉町の毛越寺を訪れ、生まれて初めてという座禅に挑戦しました。

平泉町を訪れたのは、オーストラリアのセントラルハイランズ市の高校生8人です。

平泉町の隣にある一関市が姉妹都市になっていることから26日から一関に滞在していて、27日は平泉町で世界遺産に登録されている中尊寺や毛越寺を見学しました。

このうち毛越寺では、まず作法にのっとり、手や口を水ですすいで清めました。

そして境内にある浄土庭園を散策したり、写真を撮ったりしていました。

また本堂の見学では生まれて初めてという座禅にも挑戦しました。

生徒たちは寺の僧から「心を無にするためには自分の呼吸を数えるといい」とアドバイスを受け、教わったとおり目を閉じ、背筋を伸ばしておよそ15分、座りました。

座禅では「禅杖」と呼ばれる杖で背中を打ってもらうと集中力が高まるとされていて、生徒たちも順番に打ってもらっていました。

座禅を終えた生徒の1人は「リラックスできて、座禅を終えたあとは心地よかったです。日本の心に触れたような気がします」と話していました。

生徒たちは来月1日まで一関に滞在し、地元の文化を体験するということです。