JR水沢駅のホーム 南部鉄器の風鈴700個を飾りつけ
本格的な夏の訪れを前に、奥州市にあるJR水沢駅のホームに、南部鉄器の風鈴700個が飾られ、涼しげな音色を響かせています。
奥州市にあるJR水沢駅では6日地元の鋳物組合などでつくる実行委員会のメンバー12人がホームに集まって風鈴の飾りつけを行いました。
JR水沢駅では毎年、駅を訪れる人たちに涼しさを感じてもらおうと地元の伝統工芸品、南部鉄器の風鈴が飾りつけられます。
実行委員会のメンバーはヘチマの造花が飾られた格子状の枠にさまざまなデザインの南部鉄器の風鈴を取り付けたあと脚立に乗って、数人がかりで天井に設置していました。
南部鉄器の風鈴はガラス製などに比べて澄んだ音が特徴ということで、駅のホームを吹き抜ける風を受け、さっそく心地よい音色を響かせていました。
駅を訪れた人は「初めて見ましたがとてもきれいです。音もきれいなので涼しくなりそうです」と話していました。
実行委員会の事務局、佐藤康平さんは、「1人でも多くの人に南部鉄器の風鈴の音色を聞いてもらい、暑さを和らげてほしいです」と話していました。
南部鉄器の風鈴はことし9月上旬まで楽しめます。