8日の「チャグチャグ馬コ」 23年ぶりに前年上回る馬が参加

今週土曜日、8日に行われる「チャグチャグ馬コ」はことしは23年ぶりに前の年を上回る馬が参加することになり、岩手の初夏の風物詩を一層、盛り上げることになりそうです。

「チャグチャグ馬コ」は、田植えが終わった時期に農作業を手伝った馬に感謝するため行われる江戸時代から続く伝統行事で、色鮮やかな装飾をまとった馬が滝沢市から盛岡市までのおよそ14キロを鈴の音を響かせながら練り歩きます。

滝沢市によりますと、30年ほど前までは100頭以上の馬が参加していましたが、農作業に馬が使われることが少なくなり飼育数も減少していて、馬が集まらず、毎年、60頭程度の参加となっています。

5日、滝沢市の武田哲市長が記者会見を開き、ことしは去年より6頭多い61頭が参加することになり、参加する馬が前の年と比べて増えるのは2001年以来、23年ぶりだということです。

市によりますと、同好会のメンバーなどが県外から馬を借りるなどして参加を予定しているため、増えるということです。

チャグチャグ馬コは今週8日、土曜日の午前9時半に滝沢市の鬼越蒼前神社を出発して午後2時前に盛岡八幡宮に到着する予定です。

滝沢市の武田市長は「去年は過去最多の22万3000人の人出を記録し、地域の文化が高く評価されたと感じている。ことしも多くの人が来ることを期待しています」と話しています。