大船渡市の漁業者6人を表彰 漁船の乗組員救助し漁港にえい航

大船渡市の沖合で先月、海に出たまま夜になっても戻ってこなかった漁船の救助に向かって、乗組員の無事を確認し漁船を漁港までえい航した漁業者6人に24日、釜石海上保安部長から表彰状が贈られました。

24日は、大船渡市漁業協同組合末崎支所で、佐々木篤釜石海上保安部長から、大船渡市の漁業者の吉田力男さんなど6人にそれぞれ表彰状が贈られました。

釜石海上保安部によりますと、先月4日の午後7時すぎ、大船渡市の碁石埼灯台の1キロほどの沖合にあるワカメの養殖棚の作業に向かった漁船が戻ってこないと、漁船の乗組員の関係者から吉田さんに連絡があったということです。

吉田さんの家族が海上保安部に連絡するとともに、吉田さんなど6人が漁船3隻で救助に向かったということで、故障して動けなくなっていた漁船を見つけて、乗っていた2人にけががないことなどを確認し、漁船を大船渡市の泊里漁港にえい航したということです。

佐々木篤釜石海上保安部長は「今回の救助に大変感謝しています。今後も漁業者の皆さんと協力して海難防止や海難救助に対応していきたい」と話していました。

表彰状を贈られた吉田力男さんは「表彰はおこがましく、辞退しようと思ったが、6人全員に贈ると聞いたので受けさせてもらうことにしました」と話していました。