環境に配慮しサクラマスなど養殖 釜石市の水産会社に国際認証

釜石市の沖合でサクラマスやギンザケを養殖している地元の水産会社が、環境に配慮した養殖に取り組んでいるとして「ASC認証」と呼ばれる国際認証を県内で初めて取得しました。

「ASC認証」を取得したのは、釜石市の沖合でサクラマスやギンザケの養殖に取り組む泉澤水産です。

今月10日、関係者を集めて報告会を開きました。

「ASC認証」は、世界で養殖産業が急拡大する中、環境に配慮して育てられた魚などを普及させるための国際的な取り組みで、オランダに本部がある非営利団体が認証します。

泉澤水産では、深刻なサケの不漁が続く中、3年前から釜石市や岩手大学と連携してサクラマスの試験養殖に、おととしからはギンザケの試験養殖に取り組み、去年、事業化しました。

魚粉の割合の低いエサを使ったり、施設の海底にへどろがたまっていないか定期的に調査したりするなど、環境への負荷が少ない養殖方法を心がけてきたことが評価され、今回の認証にいたったということです。

ASC認証の取得は、商用のサクラマスの養殖では世界で初めて、ギンザケでは国内で3例目だということです。

泉澤水産の泉澤宏社長は「環境に配慮した養殖を目指してきたので非常に光栄に思う。国際的な信頼も高い認証なので、販売にも生かしていきたい」と話していました。