残雪の岩手山を背景に丘一面に咲くシバザクラが見頃 雫石町

雫石町の観光農園では残雪の岩手山を背景に丘一面に咲くシバザクラが見頃を迎え、多くの観光客が訪れています。

雫石町の観光農園、「花工房らら倶楽部」では、岩手山を眺められる丘の斜面に約2万株のシバザクラが植えられています。

2センチほどのピンクや紫の小さな花が丘一面を覆うじゅうたんのように折り重なって咲いています。

例年、5月中旬に見頃を迎えますが、ことしは暖かい日が多く、先月末から咲き始め、今週になって満開となりました。

2日朝はひんやりとした空気で、シバザクラにも朝露がついていましたが、日が昇り始めると半袖でも過ごせるほどのあたたかさとなりました。

訪れた人たちは、地面から力強く顔を出したシバザクラを姿勢を低くして眺め、青空と残雪の岩手山、そしてシバザクラの色のコントラストを楽しんでいました。

奥州市から訪れた男性は、「この青空に残雪もきれいなので、どこを見てもきょうはすばらしい景色です、これだけ広大な場所に咲くシバザクラはなかなか見られないので、きょうは楽しんでいこうと思います」と話していました。

このシバザクラは、来週いっぱい楽しめるということです。