平泉町で「春の藤原まつり」始まる 中尊寺では稚児行列

岩手県平泉町では観光イベント「春の藤原まつり」が1日から始まり、世界遺産に登録されている中尊寺では、きらびやかな衣装を身につけて子どもたちが参道を練り歩く「稚児行列」が行われました。

「春の藤原まつり」は毎年、大型連休に合わせて開かれ、1日から今月5日までの期間中は、中尊寺や毛越寺などでさまざまな催しが予定されています。

1日は中尊寺で子どもたちがきらびやかな衣装を身につけて参道を練り歩く「稚児行列」が行われ、5歳から6歳までの46人が参加しました。

子どもたちは狩衣や直垂という衣装を身につけ、鐘の音を合図に本堂を出発し、新緑の中「金色堂」までのおよそ300メートルを元気よく歩きました。

参加した女の子は「おもしろかった。また参加してみたいです」と話していました。

平泉町の「春の藤原まつり」では3日、祭り最大の呼び物である「源義経公東下り行列」が予定されています。

平泉はことし、世界遺産の中尊寺金色堂が建てられて900年の節目で、地元の観光協会ではまつりの5日間で32万人の人出を予想しています。