宮古市の山林火災 出火から9日目 消防が鎮火を発表

岩手県宮古市で今月20日に発生した山林火災は、出火から9日目となる28日、およそ180ヘクタールを焼いて完全に消し止められました。

今月20日、宮古市刈屋の小屋から火が出て、周辺に燃え広がった山林火災は、消防や自衛隊などが消火にあたり、今月23日にほぼ消し止められ、鎮圧が宣言されました。

その後、消防などが現場に入ったり、上空からドローンを使って確認したりした結果、火は完全に消し止められたと判断し、28日午後4時に鎮火を発表しました。

岩手県によりますと、この火災で焼けた面積はおよそ180ヘクタールで、火元の小屋1棟が全焼しましたが、住宅などへの被害はなく、けがをした人もいないということです。

宮古消防署の岩花一則署長は「鎮圧後も火が残っていないか慎重に確認を進めた。住民のみなさんにはご心配をおかけしたが、安心していただけると思う」と話していました。