絵本の世界を再現 段ボールで作った迷路で子どもたちが遊ぶ

盛岡市で、絵本に出てくる登場キャラクターなどで装飾された段ボールの迷路がお目見えし、大勢の子どもたちを楽しませています。

この催しは、東日本大震災の被災地の子どもたちに10年間にわたり絵本を届けてきた盛岡市の団体「3.11絵本プロジェクト」が企画しました。

会場の盛岡市のもりおか町家物語館には、絵本の森の中をイメージしたという、広さおよそ20平方メートル、高さ1メートルほどの段ボールでできた迷路が作られました。

迷路の壁には、小人やキノコといったキャラクターの切り絵が貼りつけられているほか、「はらぺこあおむし」の主人公の青虫が天井からつるされるなど、絵本の世界が表現されています。

28日は、家族連れが多く訪れ、子どもたちがゴールを目指して右へ左へと歩き回りながら絵本の世界観を楽しんでいました。

1歳の子どもと訪れた父親は「子どもは最近、絵本に出てくる簡単な言葉を話すことがあります。これからも絵本を通していろいろな言葉を覚えてもらいたいです」と話していました。

「3.11絵本プロジェクト」の坂田眞理子さんは「迷路を楽しんでいる子どもたちを見てうれしい。絵本を読むことで子どもたちの心が豊かになると思います」と話していました。

この催しは、来月6日まで盛岡市のもりおか町家物語館で開かれています。