停電の原因 電柱に作られたカラスの巣の撤去作業 花巻

カラスが繁殖期を迎え、停電の原因にもなる電柱に作られた巣の撤去作業が25日、花巻市で行われました。

25日は、花巻市石鳥谷町で作業員2人が高所作業車に乗って電柱に作られたカラスの巣の撤去作業をしました。

カラスの巣は地上から12メートルの高さにあり、直径がおよそ60センチで木の枝などからできていて、作業員は工具を使って撤去し10分ほどで作業は終えていました。

東北電力ネットワーク岩手支社によりますと、3月から5月はカラスの繁殖期にあたり、電柱に巣を作ると巣の材料となっている木などが電線に触れると漏電することがあり、停電の原因にもなっています。

県内では昨年度、716個の巣を撤去したということですが、巣が原因となった停電は10件あったということです。

東北電力ネットワーク株式会社 花北電力センターの濱西勉配電主査は「暖冬の影響で例年より早めに巣作りが始まっている状況です。発見した場合は、停電防止のためにもぜひ連絡してほしいです」と話していました。

カラスの巣を見つけた場合は、東北電力ネットワークのコールセンター、電話番号0120−175−366に電話をしてほしいとしています。