岩手県「出生率」5年平均1.32 過去最低 全市町村で低下

1人の女性が産む子どもの数の指標となる出生率が、岩手県はおととしまでの5年間の平均で1.32となり、公表を始めて以降、最も低くなりました。
県内すべての市町村で下がり、少子化が進んでいます。

1人の女性が一生のうちに産む子どもの数の指標となる「合計特殊出生率」について、厚生労働省はこのほど全国の市区町村ごとに、おととしまでの5年間の平均をまとめ、公表しました。

それによりますと、岩手県の平均は1.32で、それ以前の5年間を0.14ポイント下回り、1989年に公表を始めて以降、最も低くなりました。

全国平均は1.33で、岩手県は0.01ポイント下回り、47都道府県の中で11番目に低くなりました。

この5年間の平均が県内で最も高かった市町村は金ケ崎町の1.49で、最も低かったのは矢巾町の1.19でした。

県内で5年前の発表を上回った市町村はなく、減少幅が最も大きかったのは九戸村の0.34ポイントでした。

次いで田野畑村が0.33ポイント。

大船渡市が0.31ポイントでした。