宮古市の山林火災は鎮圧に至らず 22日朝から消火活動再開

20日午後に岩手県宮古市の山林で発生した火災で現場では21日も消火活動が行われましたが、鎮圧には至っていません。
消防などは22日も朝から消火にあたることにしています。

警察や消防によりますと20日午後1時すぎ、宮古市刈屋でしいたけを乾燥させるための小屋から火がでて近くの山林に燃え広がりました。

一夜明けた21日は、午前5時ごろから警察や消防などおよそ160人に加え、自衛隊も消火活動にあたり、午後からは自衛隊の大型ヘリコプターも加わってあわせて8機のヘリコプターで上空から放水しましたが、火はまだ鎮圧には至っていません。

県によりますと火災の範囲は午後3時現在120ヘクタールで、21日は一部の住宅の近くにまで燃え広がってきたところもあり消防団員がホースをつないで川からくみ上げた水を使って消火していました。

消火活動は日没までにいったん終了し、夜間は消防などがふもとから監視し、22日は朝から消火活動を再開することにしています。

消防などによりますとこれまでにこの火事によるけが人の情報はありません。

宮古市によりますと現場近くの新里保健センターに避難所を開設していて、午後5時半現在で、3世帯、6人が避難しているということです。

また近くの新里中学校は22日は臨時休校になるということです。