岩手 北上 山菜採りの男性クマに襲われけが

警察によりますと、18日午後、岩手県北上市和賀町の山菜採りの男性がクマに襲われ顔などにけがをしました。
詳しいけがの程度はわかっていません。

警察によりますと、18日午後2時10分ごろ、北上市和賀町の70代の男性から「近くの山の中でクマに襲われた」という通報が消防にありました。

警察によりますと男性は山菜を採るために入った和賀町岩沢の山中でクマに襲われけがをしたあと自力で自宅まで戻ったとみられるということです。

男性は顔にひっかき傷があったほか、体にもけがをしていたということで、ドクターヘリで矢巾町内の病院へ搬送されました。

詳しいけがの程度はわかっていません。

岩手県によりますと、県内では昨年度、クマによる人への被害が過去最も多い46件、49人に上りこのうち2人が亡くなりました。

県内では先月ごろから各地でクマの目撃などが相次いでいますが人が襲われる被害は、今年になって初めてということです。

県は、山菜採りなどで山に入る際は、明け方や夕方の時間帯を避け、クマを近づけないよう鈴やラジオで音を出すなどの対策を呼びかけています。