中学生が育てた養殖ワカメの処理作業 宮古市 田老第一中学校

岩手県宮古市の中学生たちが去年の11月に種付けし自分たちで育てた特産の養殖ワカメの処理作業を行いました。

宮古市の田老第一中学校では、毎年、養殖ワカメの種付けから収穫、処理作業を体験する特別授業を行っています。

17日は海が荒れ模様だったため参加した3年生の生徒14人は船には乗らず、代わりに漁師さんたちがワカメおよそ500キロを収穫してきました。

そして、生徒たちは漁師さんから指導を受けながら先端部分を取り除き、根元部分のメカブと葉や茎を切り分ける作業を行いました。

漁協によりますと、この海域のワカメは3メートルほどにまで大きく成長するのが特徴だということで、生徒たちは慣れない作業に初めは苦戦していましたが、しだいに手順を覚え楽しそうに作業をしていました。

作業を体験した3年生の山崎桃李さんは「最初は小さかったのにこんなに大きくなって、自然の力って凄いなと思いました」と話していました。

田老町漁協の畠山昌彦総務部長は「興味を持ってもらい将来の仕事にしてもらえれば一番嬉しいですが、田老のワカメはどんな風に生産して、なぜ美味しいのかを知ってもらえれば」と話していました。

生徒たちが育てたワカメは6月から7月に「道の駅たろう」で販売される予定です。