岩手県交通などのグループ会社 台湾の地震被災地に救援金寄付

今月3日、台湾の東部沖で起きた地震の被災地を支援しようと、岩手県交通などバス会社3社でつくるグループ会社が救援金30万円を日本赤十字社に寄付し、贈呈式が行われました。

17日は岩手県交通と秋田県大館市、それに青森県十和田市のバス会社、3社でつくるグループ会社の本田一彦社長などが盛岡市役所を訪れ、日本赤十字社岩手県支部の盛岡市地区長を務める内舘茂市長に救援金30万円の目録を手渡しました。

本田社長によりますと、岩手県交通が運行する花巻空港と盛岡駅を結ぶシャトルバスは、花巻空港と台湾を結ぶ週2回の定期国際便とも接続していて、台湾からの旅行者がバスを多く利用しているほか、青森県や秋田県にも台湾からの観光客が多く訪れているということで、今回の寄付につながったということです。

岩手県によりますと、去年1月から6月までの台湾から観光客数は5万4000人余りで、岩手県を訪れた外国人観光客全体の半分近くを占めています。

本田社長は「昔から岩手には台湾から多くの人が来ていて、関係がとても深い。東日本大震災のときも台湾からたくさんの支援をいただいたので、今度は私たちができることをやりたいと思った。復旧復興に活用いただき、また岩手に来てほしい」と話していました。