県立雫石高校 「サイバーセキュリティチャレンジ」モデル校に

インターネットを悪用した詐欺やSNSでのトラブルに注意し、家族などにも呼びかけるモデル校に県立雫石高校が指定され、早速、ネットの危険性について学びました。

雫石高校では16日、体育館で、生徒会長の沼崎大空さんが盛岡西警察署の南部一成署長から「サイバーセキュリティチャレンジ」のモデル校に指定するとした書面を受け取りました。

このモデル校は、ネットの危険性について生徒に知ってもらい、家族などにも呼びかけてもらおうと警察が指定を進めています。

南部署長は「サイバー空間は不正アクセスのようなサイバー犯罪のほかに、SNSでのトラブルや「闇バイト」の募集などさまざまな危険にあふれています。情報を正しく取り扱うための知識を身につけてください」と呼びかけました。

このあと担当の警察官が早速、全校生徒に講習を行い、SNSは便利な反面、トラブルも多いとして、投稿する前にトラブルにならないかよく考え、パスワードなどはむやみに他人に教えないよう呼びかけていました。

警察によりますと、インターネットを悪用した詐欺や迷惑メールなどの相談は県内では去年1年間に3300件あまり寄せられ、5年前の1.5倍以上に増えているということです。

生徒会長の沼崎さんは「生徒会としても注意を呼びかけ、生徒が安全にインターネットを使える学校をめざしたいです」と話していました。