サクラの名所 北上市の展勝地 大勢の花見客でにぎわう

県内屈指のサクラの名所として知られる北上市の展勝地では、14日、大勢の家族連れや観光客などでにぎわいました。

北上市の展勝地は、今から100年あまり前に地元の人たちの手でつくられ、2キロにわたっておよそ470本のソメイヨシノが並ぶサクラの名所です。

ことしは平年より3日ほど早い、今月9日に咲きはじめたということです。

14日の北上市は晴れて気温が上がり、最高気温は25.2度と夏日となり、展勝地には県内外から大勢の家族連れや観光客が訪れ、桜並木の下をゆっくりと歩いたり写真を撮ったりしていました。

また、広場では地元の郷土芸能「鬼剣舞」も披露されました。

滝沢市から家族4人で訪れた母親は「子どもの入学記念に写真を撮りにきました。初めて来ましたが、すごくきれいで、人も多くびっくりしました」と話していました。

また、長野県佐久市から訪れた人は「長くきれいに咲いて見事です。この時期にしかない光景なので、とても癒されます」と話していました。

北上観光コンベンション協会によりますと、展勝地のサクラはまもなく満開になるということで、今月20日ごろまで楽しめそうだとしています。