小学生がサケの稚魚を放流 野田村安家川

野田村の安家川で小学生がサケの稚魚を放流しました。

野田村は、子どもたちに水産資源の大切さを知ってもらおうと毎年、安家川でサケの稚魚を放流していて、ことしも野田小学校の2年生27人が参加しました。

子どもたちはまず、取り組みに協力している県の広域振興局の職員からサケが川を下り、戻ってくるまで3年から5年かかると教わりました。

そして稚魚の入ったバケツを受け取ると「いってらっしゃい」などと声をかけて、稚魚を川に放していました。

12日はあわせて10万匹を放流したということです。

安家川を管理する「下安家漁業協同組合」によりますと安家川でのサケの漁獲量はかつては10万匹を超えていましたが昨年度、およそ2700匹にとどまり、過去最低を記録しました。

漁協の島川良文さんは「きょう放流した稚魚は4年後に帰ってきます。そのときに子どもたちに水産資源を守り育てる大切さを実感してほしいです」と話していました。