スイセンをニラと間違えて食べ食中毒に 保健所が注意呼びかけ

奥州保健所の管内で有毒の成分が含まれるスイセンをニラと間違えて食べ、おう吐や頭痛などの症状が出たという届け出があり、保健所が注意を呼びかけています。

県によりますと、奥州保健所の管内で、今月、60代と80代の女性2人がおう吐や頭痛の症状を訴えて医療機関を受診しました。

2人は家族で、自宅でニラを栽培していましたが、その中にスイセンが混じっていて、保健所は誤って有毒のスイセンを食べたことによる食中毒とみています。

いずれも入院はしておらず、現在は回復に向かっているということです。

スイセンは、葉はニラに、根はタマネギによく似ていますが、リコリンやタゼチンという有毒の物質が含まれていて、食べると吐き気や頭痛、下痢、さらに昏睡が起きることもあるということです。

県は野菜などを摘む際は十分に注意し、見慣れないものは採ったり食べたりしないよう注意を呼びかけています。