肉を使わない「ベジタリアンじゃじゃ麺」考案 盛岡で試食会
海外から盛岡を訪れる観光客が増える中、名物の「じゃじゃ麺」を宗教や信条に関わりなく楽しんでもらおうと、5つのじゃじゃ麺店が肉を使わないじゃじゃ麺をそれぞれ考案し、「ベジタリアンじゃじゃ麺」として披露しました。
8日は盛岡市肴町のじゃじゃ麺店で、5つの店がそろって試食会を開きました。
盛岡名物、じゃじゃ麺は太い麺に絡める肉みそが特徴ですが、このみそには鶏肉や豚肉などが使われています。
しかし、外国人観光客の中には、イスラム教の戒律で豚肉を食べられない人や、「ビーガン」と呼ばれる菜食主義の人もいて、「ベジタリアンじゃじゃ麺」はこうした人たちも楽しめるよう考案されました。
肉の代わりに大豆やひよこ豆、それにエノキダケやゴボウも使うなど、それぞれ工夫が凝らされています。
試食会ではそれぞれの店が特徴を説明し、試食して感想を述べ合いました。
今月14日の「じゃじゃの日」と前の日の13日に、それぞれの店で限定販売するということです。
市内2か所でじゃじゃ麺店を営む工藤英昭さんは「ビーガンの方だけではなく、体に優しい食事をとりたい人などに広く『ベジタリアンじゃじゃ麺』のファンになってもらえたらうれしいです」と話していました。