国の天然記念物「石割桜」が開花 ほぼ平年なみ 盛岡

盛岡市にある国の天然記念物「石割桜」の開花が8日、確認されました。
開花の時期としてはほぼ平年並みだということです。

盛岡地方裁判所の敷地内にある「石割桜」は、大きな石を割るようにそびえ立った姿が特徴のエドヒガンザクラで、樹齢350年以上とされ、国の天然記念物に指定されています。

このところの暖かさでつぼみが大きく膨らんでいて、盛岡市観光コンベンション協会が8日午前10時ごろ、このうちの3輪ほどが咲いているのを確認しました。

協会によりますと、この時期の開花はほぼ平年並みで、記録が残る中で最も早い開花となった去年と比べると9日遅くなりました。

石割桜の周りでは、花に気づいた人たちがスマートフォンなどを向けて写真に収めていました。

8日の盛岡市は晴れて気温が上がり、最高気温は5月下旬なみの22.8度を観測しました。

また岩泉町では7月上旬並みの24.9度、軽米町で24.1度、久慈市山形で23.7度と県内に34か所ある気象庁の観測地点のうち28か所で20度を超え、17か所でことし最も高い気温を観測しました。

ただ、気象台によりますとこのあとの天気は下り坂で、9日は雨や曇りとなり、気温も8日と比べてところによっては15度程度、低くなる予報です。

日によって寒暖の差が激しいので体調管理に気をつけてください。