岩手町特産の「ねばり芋」収穫作業ピーク迎える

岩手町特産の「ねばり芋」の収穫が今月下旬の植え替えに向けて、忙しさを迎えています。

岩手町でねばり芋を生産する丹内喜吉さんの畑では、朝から3人がかりでの収穫作業に追われています。

ねばり芋はナガイモを改良した岩手町の特産で、甘みも粘りも強いのが特徴です。

11月から半年ほどかけて収穫し、収穫したあとも一部は保存して5月下旬まで出荷します。

毎年4月下旬に植え替えを行っていて、丹内さんの70アールの畑では、それまでにあと15アール分を収穫することにしています。

ねばり芋は長さが80センチほどあり、作業ではまずショベルカーで土を掘ったあと、土の中のイモを傷つけないよう手で1本1本、土を掘って収穫していました。

丹内さんによりますと去年は気温が高かったため、根にあたるイモもよく育ち、シーズンを通しての収穫量は例年を上回る20トンほどの見込みです。

丹内さんは「天候に恵まれて大きく、ねばりの強いイモができました。出荷は来月も続くので多くの人に食べてほしいです」と話していました。