「釜石市国際外語大学校」開校 定員40人に入学生1人

釜石市で外国語や観光を学ぶことができる専門学校「釜石市国際外語大学校」が5日開校し、式典が行われました。

開校式は校舎として市が無償で貸し出している教育センターで行われ、5日入学した学生1人のほか関係者およそ30人が集まりました。

式では運営する学校法人の龍澤尚孝理事長が「人口減少が進む中、地域の人や留学生が共に学ぶことで釜石が明るくにぎやかになっていってほしい」と述べました。

入学した学生は「地元の釜石で学べることに大きな意義を感じている。自分の力で恩返しできるよう邁進していきます」と意気込みを語りました。

小野共市長は「リーダーシップを備えた地域や世界で活躍する人材となられることを期待している」と激励しました。

学校には5日から日本の学生が外国語や観光を学ぶ外語観光学科が設置されましたが、定員40人に対し入学者は1人にとどまっています。

ことし10月には日本語学科が設置され、ネパール人の留学生20人が入学する見込みだということです。

竹内新也校長は「新入生を迎えられたことに感動している。一方、入学者の確保について準備不足だったことは否めず、来年度に向けて全力で周知活動を行っていきたい」と話していました。

外語観光学科の授業は今月15日から始まる予定です。