能登半島地震 宮古市が「トイレカー」を石川 輪島に派遣へ

能登半島地震の被災した地域を支援しようと宮古市では、水洗式のトイレを搭載した車両、「トイレカー」を5日石川県輪島市に派遣することになり、4日は、現地に向かう職員が操作方法などを確認しました。

1月1日に発生した能登半島地震で被災した石川県内の一部の地区では今もトイレが使えないままになっているということです。

宮古市は石川県輪島市の避難所に水洗式のトイレを搭載した車両、「トイレカー」を1台派遣することになり、4日は、市役所で、現地に向かう職員2人が水漏れがないかなどを点検し連動しているタブレット端末でタンクの水の量などを確認していました。

「トイレカー」には、個室の水洗式のトイレが3つが搭載されていて、車両には太陽光パネルがあり夜間でも明るい環境で使用できるということです。

東日本大震災で大きな被害を受けた宮古市は、今後、発生する災害に対応するため先月「トイレカー」を2台を配備したということで、県によりますと県内の自治体から石川県の被災地にトイレカーが派遣されるのは初めてだということです。

宮古市の芳賀直樹危機管理監は「13年前の震災発生時に輪島市には宮古市の廃棄物を処分を手伝ってもらった恩があります。今回は被災した人たちに少しでも環境のいいトイレをつかってほしいです」と話していました。

トイレカーは、5日、宮古市を出発して今月7日から輪島市の避難所で稼働する予定です。