住田町の2つの町立中学校を統合 住田中学校で開校式

住田町の2つの町立中学校を統合してできた住田中学校で開校式が行われ、生徒の代表が「これまでの学校のよさを引き継いで新しい学校をつくっていきます」と述べました。

住田中学校は住田町立の世田米中学校と有住中学校を統合して今年度、開校しました。

開校式にはまだ入学していない1年生を除く2年生と3年生合わせて50人あまりが出席し、遠山秀樹校長が町の教育長から新しい校旗を受け取りました。

校旗にえがかれた校章は有住中学校の校章にデザインされていたシャクナゲの花と世田米中学校の校章にあった桑の葉を引き継ぎ、住田町の頭文字「S」でつなげたデザインとなりました。

そして全員で新しい校歌を歌って開校を祝いました。

式辞で遠山校長は「お互いを価値ある存在として、思いやり、尊重し合い、支え合い、高めあいながら、新しい校風と歴史を築いていってくれるものと期待しています」と述べました。

また3年生の遠藤瞳海さんは「思い出が詰まった学校が閉校してしまったことはとても寂しいことですが、別れは次へのスタートの第一歩となります。これまでの有住中学校と世田米中学校のよさを引き継ぎ住田中学校をつくっていきます」と述べました。

住田中学校では、5日、新1年生の入学式が行われます。