北上市がパートナーシップ宣誓制度を導入

同性のカップルなどを結婚に相当する関係と公的に認める「パートナーシップ宣誓制度」を新年度から北上市も導入しました。
この制度を導入した自治体は、県内で10か所に広がっています。

パートナーシップ宣誓制度は、性的マイノリティーのカップルなど法律上は結婚できない人たちを、結婚に相当する関係と自治体が公的に認める制度です。

認められると、カップルで市営住宅に入居できるほか、パートナーの代理でり災証明書を申請できたり、住民票でパートナーの続柄を「縁故者」にできたりします。

北上市によりますと、2人のうち少なくとも一方が市内在住か、3か月以内に市内への転入を予定しているカップルが対象となります。

また、それぞれの親や子どもを加えて宣誓することもできます。

この制度は、県内では北上市を含めて10の市と町が導入していて、花巻市もことしの秋に条例としての導入を計画するなど導入が広がっています。

北上市は、制度を導入した他の自治体と連携して、制度を利用している人が引っ越しをする場合の手続きについても簡素化を図ることにしています。

八重樫浩文市長は「さまざまな価値観を持ち、生きづらさを抱えている方々のために、他の自治体とも連携して対応していきたい」と話しています。