盛岡市立図書館がリニューアル 明るく開放的な雰囲気に

盛岡市立図書館がリニューアルされ、2日から利用が始まりました。
窓を広くするなど、明るく開放的な雰囲気になりました。

新しくなった盛岡市立図書館では2日、記念の式典が行われ、関係者がテープにはさみを入れてリニューアルオープンを祝いました。

53年前の1971年に開館した盛岡市立図書館は、老朽化して建物の耐震強度が今の基準に合わなくなったため、3年前に休館し、およそ11億円をかけて改修工事を行っていました。

新しくなった図書館は以前と同じ、鉄筋コンクリートの3階建てですが、窓を広くしたほか、あちこちに間接照明も設けて明るく開放的な雰囲気になりました。

本も、以前は分類番号で並べていたのを「子育て」や「医療」などテーマ別に並べ、選びやすくしたということです。

また、窓際には隣にある「高松の池」を眺めながら読書を楽しめるカウンター席も設けられました。

このほか、授乳室やエレベーター、飲食スペースなども新たに設けられたほか、無料のWi−Fiも利用できるようになりました。

訪れた中学生は「前よりも明るくなって気持ちよく本を読めそうです。たくさん利用して勉強を頑張りたいです」と話していました。

伊藤佳子館長は「赤ちゃんから高齢者まで何度も繰り返し訪れて利用してほしいです」と話していました。

盛岡市立図書館は休館日の月曜日を除いて、平日は午前9時から午後6時まで利用できます。