三陸沿岸の産業復興を後押し 三陸復興マルシェ始まる 釜石市

東日本大震災で被害を受けた三陸沿岸の産業復興を後押ししようと、地域の特産品を集めた販売イベント「三陸復興マルシェ」が釜石市のショッピングセンターで始まりました。

この「三陸復興マルシェ」は復興庁が企画し、会場のイオンスーパーセンター釜石店には、県内沿岸部のおよそ30社が特産品などを販売しています。

このうち宮古市の水産加工会社は東日本で唯一のカレイの干物の専門店です。

種類が多いカレイの中でも干物にした場合に味がいいとされる地元 三陸産などを出品しました。

また、久慈市の化粧品会社は、地元 平庭高原のシラカバの樹液を配合した化粧品を開発・販売しています。

売り上げの一部で木を植える活動にも取り組んでいるということです。

会場には多くの買い物客が訪れ、商品を試食したり、手に取りながら説明を受けたりしていました。

訪れた男性は「このような販売会を通して三陸全体が元気になってくれたらいいなと思います」と話していました。

催しを企画した復興庁岩手復興局の保科太志局長は「被災した地域の企業は、販路の開拓に課題を感じているところが多いので、このような機会を設け、消費者のみなさんに魅力を知ってもらえるようにしたい」と話していました。

催しは31日まで開かれます。