県内 新型コロナ感染後の「後遺症」 半数以上が経験

岩手県が新型コロナウイルスに感染したあとのいわゆる「後遺症」についてアンケート調査したところ、全体の半数以上の人が後遺症を経験したと答えたことがわかりました。

岩手県は、無料通信アプリの「LINE」で、県公式の「新型コロナ対策パーソナルサポート」に登録している人を対象に去年12月11日から7日間にわたってアンケート調査を行いました。

県によりますと、期間中8960人が回答し、このうち新型コロナに感染したことがあると答えた人は3284人でした。

そのうえでコロナにかかったあと、しばらくしてからもけん怠感などの症状が続く、いわゆる「後遺症」とみられる症状を経験したと答えた人は1844人で全体の56.2%にのぼりました。

また症状については、複数回答で、「けん怠感」が最も多い35%、次いで「せき」が34%、「喉の痛み」が31%。「頭痛」が24%などとなりました。

さらにこうした後遺症により休業や休職といった何らかの影響があったと回答した人の割合は19%に上ったということです。

県はこうした結果を受けて、関係機関と連携しながら今後の医療政策や相談体制の充実につなげていきたいとしています。