陸前高田 イチゴ狩り 子ども連れなどでにぎわい

陸前高田市のイチゴ農園ではイチゴ狩りが人気で、春休みの子ども連れなどでにぎわいをみせています。

陸前高田市「せせらぎいちごパーク」では3月になり、子どもたちが春休みを迎えたためか、週末には予約でいっぱいになっています。

ここでは、「紅ほっぺ」や「恋みのり」など11種類およそ12000株のイチゴを育てています。

中でも淡い赤色で、桃の香りがするという「桃薫」という品種は珍しく、これを目当てに訪れる人もいるそうです。

この農園は福祉就労施設が運営していて、冬の、ほかの農作物が少ない時期でも就労の機会を作ろうと、5年前からイチゴの栽培にも挑戦しています。

みんなが作業しやすいように、道幅が広めに作られている区画があり、車いすでも行き来しやすくなっています。

その結果、ベビーカーと一緒に来ている人でも気軽にイチゴ狩りができるようになったということです。

また、この農園では、子どもたちに喜んでもらおうと練乳やチョコレートが用意されており、子どもたちは、とったばかりのイチゴにたっぷりとつけて”味変”も、楽しんでいました。

子どもと一緒に来ていた父親は、「イチゴを選んで採って、という姿からも子どもの成長を感じられます。4月からは小学校ですが、イチゴが緑から赤に色づくように、しっかり大きくなっていてほしいです。」と話していました。

ここの職員で、農業担当としてイチゴを育ててきた
佐々木一樹さんは「品種が多いのがこの園の特徴です。たくさん食べて自分好みのイチゴの品種を見つけてもらいたいです。みんなが楽しんで、また行きたい、 いちごを食べたい、と言ってくれるのがうれしいです。」と話していました。

この農園では、イチゴがなくなる5月下旬までイチゴ狩りができるそうです。