大船渡市 死んだハシブトガラスから高病原性の鳥インフル検出

大船渡市で先週、死んだ状態で見つかったハシブトガラスから高病原性の鳥インフルエンザウイルスが検出され、県と環境省は監視を強化しています。

県によりますと、今月19日に大船渡市大船渡町でハシブトガラスが死んでいるのが見つかり、国立環境研究所で遺伝子検査を行った結果、高病原性の「H5型」の鳥インフルエンザウイルスが検出されたということです。

大船渡市では先月から今月にかけて大船渡町と猪川町でハシブトガラスの死骸が相次いで見つかっていて、高病原性の鳥インフルエンザウイルスが検出されたのはこれで15例目です。

県によりますと、今月20日以降、死骸は見つかっていないということですが、環境省とともに引き続き監視を強化しています。

県は「鳥インフルエンザウイルスは通常では人に感染しないため過度に心配する必要はない」としていますが、野鳥が死んだり、衰弱したりしているのを見ても触らず、最寄りの広域振興局に連絡するとともに、野鳥への餌付けは、野鳥が密集し感染症の拡大につながるおそれがあるためやめるよう呼びかけています。