盛岡貨物ターミナル駅に新事務所完成 2024年問題に対応

盛岡市にあるJR貨物の「盛岡貨物ターミナル駅」に新しい事務所が完成しました。
トラック運転手の人手不足いわゆる「2024年問題」が懸念される中、JR貨物は今後、コンテナの荷物をトラックに積み替えることができるステーションも整備して駅の利便性を高めていくことにしています。

完成したのは盛岡市永井にあるJR貨物「盛岡貨物ターミナル駅」の「総合事務所棟」で、27日関係者などが記念の式典を行いました。

新しい事務所は鉄骨2階建てで延べ床面積は1700平方メートルあまり。

JR貨物の駅事務所と貨物の取り扱い事業者5社の事務所などが入ります。

盛岡貨物ターミナル駅は東北に3か所しかない貨物ターミナル駅の1つで、列車で運ぶコンテナをトラックなどに積み替える作業を行っています。

JR貨物はことし12月にも一般のトラックがコンテナの荷物を積んだり、積み降ろしたりできるステーションを整備して利便性を高める計画で、鉄道の利用を促し、トラック運転手の人手不足、2024年問題にも対応したいとしています。

JR貨物東北支社の亀山直人支社長は「2024年問題の解決策の1つとして貨物の鉄道輸送サービスを提供し、東北地方の物流を支えていきたい」と話していました。