高水県警本部長が離任会見「全国植樹祭などで一定の成果」

岩手県警察本部の高水紀美彦本部長が今月29日付けで離任することになり、27日記者会見を開き「全国植樹祭などで一定の成果をあげられた」などと述べました。

岩手県警察本部の高水本部長は去年3月に着任し、在任中は去年6月の全国植樹祭の警備に取り組み去年8月、滝沢市で起きた強盗殺人事件などの重要犯罪の検挙にも取り組んできました。

高水本部長は記者会見でおよそ1年間を振り返り、「組織の力を結束し、全国植樹祭での警備の完遂や重要犯罪の事件などで一定の成果をあげることができた。県警全職員の真摯な取り組みと県民の協力のたまものと考えている」などと述べました。

いっぽうで2006年に一関市で起きた強盗殺人事件と2008年に旧川井村今の宮古市で起きた殺人事件が未解決となっていることについては「この1年で大きな進展はなく、悔しいという思いは拭えない。被害にあった方の無念を晴らすためにも、次の体制に引き継いでいく」と述べました。
高水本部長は今月(3月)29日付けで警察庁長官官房付に異動することになりました。
新しい本部長には、大阪府警察本部警備部長の増田武志氏が(ますだ・たけし/58)今月29日に着任します。