被災地復興や世界の平和祈るメッセージ 呉服店に桜の形で展示

能登半島地震で被災した地域の復興や戦闘が続く世界各地の平和を祈るメッセージが盛岡市の呉服店に桜の形をして展示されています。

盛岡市にある呉服店の店主、松山和年さんは1月1日に発生した能登半島地震の被災した地域の復興や、ロシアの軍事侵攻が続くウクライナ、さらにイスラエルとイスラム組織ハマスとの間で戦闘が続くパレスチナのガザ地区に平和のメッセージを届けたいと企画しました。

先月下旬から客から募集したということで、桜の花びらの形をした紙に書かれたメッセージが200枚余り集まりました。

松山さんは厳しい、冬の時期を乗り越えて復興や平和が訪れるような春になってほしいという願いも込めて、店のショーウインドーにメッセージを満開の桜の木をイメージして展示しています。

メッセージには「被災者の方々の笑顔が戻りますように」や「能登半島復興祈願」、さらに「戦争のない平和な世界になりますように」などと書かれています。

呉服店の松山さんは「災害や戦闘で苦しむ人たちを明るくするために、皆さんのたくさんの祈りを1つのボードにして共有できたらうれしいです」と話していました。

メッセージは今も募集していて、5月の大型連休明けごろまで展示される予定です。