新日鉄釜石の栄光の軌跡など展示「ラグビーといわて」企画展

かつて「北の鉄人」と呼ばれ、日本選手権を7連覇した新日鉄釜石の栄光の軌跡やワールドカップの開催など、岩手とラグビーのつながりを紹介する企画展が盛岡市の岩手県立博物館で開かれています。

企画展「ラグビーといわて」では200点以上の資料が展示されていて、このうち日本選手権を1979年(昭和54年)から7連覇した新日鉄釜石ラグビー部のトロフィーや盾、それに、当時、選手が着ていた白い浜ゆりのマークがついた真っ赤なジャージなどはかつての栄光を感じることができます。

また、2019年に釜石鵜住居復興スタジアムで開催されたラグビーワールドカップで、対戦したフィジーとウルグアイの選手のサインボールや横断幕などが展示されています。

このほか、盛岡工業高校が全国高校ラグビーで1966年と1971年の二度、全国優勝を果たした時の優勝旗も展示されています。

県立博物館の学芸員の工藤健さんは「いろいろなスポーツがある中で岩手県とこれだけ関係が深いのはラグビーしかないと思います。展示を見てラグビーにもっと関心をもってほしい」と話していました。

企画展は、休館日を除き、5月19日まで開かれています。