宮古に滞在し企業と課題解決策を提案 インターンシップ報告会

県外の大学生が1か月余りにわたって宮古市に滞在し、地元の企業と一緒に企業が抱える課題の解決策を考え、提案するインターンシップが行われ、19日、取り組み結果の報告会が行われました。

これは、宮古市のNPOが毎年行っているもので、今回は東京や大阪、山形など7つの大学から9人が参加しました。

先月から1か月余り、市内の5つの企業などに分かれて、企業側と一緒に課題と解決策を検討してきました。

このうち、イチゴ農園に行った大阪大学3年生の久我之乃さんと産業能率大学1年生の権田彩華さんは、農園が生産に追われて販売にまで手が回っていないという実情を聞き、あまり手間をかけずにできる方法としてSNSを開設して情報発信することを提案したと報告しました。

SNSでは農場にあるカフェで食べられるパフェを紹介したり、イチゴを使ったスイーツのレシピを募集したりしたほか、農園のイチゴが買える場所を紹介し、販売に貢献できたということです。

久我さんは「自由にやっていいよと言われ、考える力が身につきました。イチゴのおいしさや収獲の大変さを体験したからこそ、伝えられることを発信できたと思います」と話していました。

イチゴ農園の吉濱孝明さんは「大学生が来ることによって、こちらもいろいろ吸収しながら新しいことにチャレンジしたい気持ちになりました」と話していました。