宮古水産高校の実習船 2か月間のマグロ漁の実習終え帰港

宮古市の水産高校の実習船が2か月にわたるマグロ漁の実習を終え、18日朝、宮古港に帰港しました。

宮古に帰ったのは、宮古水産高校の2年生7人や専攻科で学ぶ生徒8人などあわせて33人が乗った実習船「りあす丸」です。

午前9時ごろ、船が接岸すると出迎えた家族や学校関係者が「おかえり」などと声をかけ、生徒たちも手を振って応えていました。

このあと下船式が行われ、実習船の江口浩司船長が「今回の経験は将来のプラスになります。頑張ってください」と激励しました。

これに対し、生徒を代表して2年生の菊池晃成さんが「実習でともに学んだ仲間と協力し、これからの学校生活でも成長していきたいと思います」と話しました。

実習船「りあす丸」は1月に宮古を出港し、ハワイ沖の太平洋でマグロはえなわ漁の実習を行いました。

実習ではメバチマグロやビンチョウマグロなどあわせて15トンあまりの漁獲があり、先週、静岡県の焼津港に水揚げしました。

実習に参加した生徒は「みんなと共同生活し、マグロをたくさんとれたのが楽しかったです。帰ったら家のご飯が食べたいです」と話していました。

出迎えたこの生徒の姉は「元気そうでよかった。一緒にごはんを食べに行ってお疲れさまでしたって伝えたいです」と話していました。

実習で水揚げしたマグロは10月の文化祭で一部、販売されるということです。