岩手県「ジェンダーギャップ指数」経済14位 政治29位

都道府県ごとの「ジェンダーギャップ指数」が発表され、岩手県は47都道府県のうち、経済分野が14位と比較的、上位だった一方、政治分野は29位と低い評価になりました。

上智大学の三浦まり教授らによるグループは政治、行政、教育、経済の4つの分野で男女比を都道府県ごとに分析し、性別の格差、ジェンダーギャップ指数とその順位を毎年発表しています。

それによりますと、岩手県は47都道府県のうち、
▽経済分野は14位、
▽教育分野は15位と比較的、上位に評価されましたが、
▽行政分野は20位、
▽政治分野は29位でした。

経済分野では、
「県職員の育休取得率」が2位、
「フルタイムで働く割合の男女の比較」が4位、
「共働き家庭の家事・育児などに使用する時間の男女格差」が8位などとなっています。

また教育分野では、「4年制大学の進学率」で男女格差が小さく9位でした。

一方、政治分野では33の市町村議会のうち女性議員がいない議会が5つあり、31位とされました。

また女性の市町村長は「0」で、29位とされました。

県若者女性協働推進室は、「女性がさまざまな分野で活躍できるよう、多様な働き方の実現などに努めていく」と話しています。