佐々木麟太郎選手が壮行会で決意「経験を成功に導けるよう」

高校球界屈指の強打者で岩手県の花巻東高校の佐々木麟太郎選手が、都内で行われた進学先のアメリカ・スタンフォード大学の卒業生による壮行会に出席し、「辛抱しなければいけないことがあると思うが経験を成功に導けるよう頑張りたい」と決意を述べました。

佐々木選手は、高校通算で140本のホームランを打った強打者で花巻東高校を卒業後はアメリカの名門大学として知られるスタンフォード大学に進学します。

佐々木選手は4日国内にいるスタンフォード大学の卒業生などで作る「日本スタンフォード協会」が都内で開いた壮行会に出席しおよそ90人が参加しました。

佐々木選手は、冒頭のあいさつで「父親と『一瞬の喜びではなく一生の喜びを考えて選択しよう』と2人で話してたことを覚えている。その中で、野球選手としてまだ未熟だし勉強しなければいけないことが多々あると思って、勉強することが大事だと思った」と花巻東高校の野球部監督で父親の洋さんとのエピソードを交え、進学先を決断した経緯を話しました。

このあと佐々木選手は卒業生たちに「英語を上達するためにはどうしたらいいか」とか「学ぶ上でどんなことを意識したらいいか」などと質問していました。

式の後佐々木選手は「失敗を経験して自分のプラスに変えていこうと思っていたが、奥底に不安あったので、アドバイスを聞くことができて勉強になった。想像できないくらい大変だと思うし辛抱しなければいけないことがあると思うが経験を成功に導けるよう頑張りたい」と話していました。