宮古市で「毛ガニまつり」家族連れなどでにぎわう

岩手県宮古市で、地元で水揚げされた毛ガニを多くの人に味わってもらおうという催しが開かれ、会場は家族連れなどでにぎわいました。

岩手県内一の、毛ガニの水揚げ量を誇る宮古市では、漁の最盛期を迎えるこの時期に「宮古毛ガニまつり」を開催しています。

会場の宮古市魚市場では、3日、毛ガニの販売店や料理を提供する店など35のテナントが並び、家族連れなどでにぎわいました。

大きな針のついた竿で毛ガニを釣るイベントでは、2000円の参加料で1分間2杯まで釣り上げることができ、参加者が釣り上げる度に大きな歓声が上がっていました。

毛ガニを2杯釣り上げた男性は「難しかったですが、楽しかったです。青森県から来た甲斐がありました」と話していました。

また、カニを20杯ほど購入した親子は「この時期のカニはミソもたくさん入っているので、おいしいです。わが家で食べたり、近所にも配ろうと思います」と話していました。

イベントを主催した宮古観光文化交流協会の澤田亮会長は「毛ガニは宮古の冬の味覚の代表格です。小ぶりでも身の詰まった毛ガニは、お祭りが終わったあとでも飲食店などで提供していますので、ぜひ宮古市に訪れておいしい毛ガニを味わってください」と話していました。