工藤公康元監督が震災直後から続けている野球教室 宮古市

プロ野球のソフトバンクで監督を務めた工藤公康さんが東日本大震災の被災地を支援しようと震災直後から続けている野球教室が岩手県宮古市で開かれました。

プロ野球のソフトバンクで監督を務めた工藤さんは、東日本大震災で被害を受けた地域の子どもたちに夢に挑戦する姿勢や諦めない心を育んでほしいという思いから、選手時代から毎年、被災地で野球教室を開いています。

2日は、岩手県宮古市のスポーツ施設で開かれ、地元の少年野球チームに所属する小学生およそ90人が集まりました。

講師は工藤さんをはじめ、西武で活躍した大塚光二さんらあわせて5人が務めました。

3つのグループに分かれ、投球練習では西武や巨人で投手として活躍した工藤さんが直接指導にあたり、体の中心に線が通っていることを意識して体をぶらさないことやコントロールを良くするためには投げたい方向にグローブを出すことが大事だと伝えていました。

指導を受けた女子児童は「教えてもらったことを意識して投げるとボールが少し速くなりました」と話していました。

工藤さんは「野球を通して仲間とのきずなを育んでもらい楽しくやりがいを持ってプレーしてほしい」と話していました。

この野球教室は3日も岩手県内で開かれ、釜石市と大槌町の小学生が参加するということです。