陸前高田市 新年度の当初予算案 6年ぶりに増額

陸前高田市の新年度の当初予算案は、市内に物流施設を建設する企業への補助や、小学校の校舎の解体などで6年ぶりの増額となりました。

陸前高田市の新年度の当初予算案は、一般会計の総額で169億5000万円で、今年度に比べ11億2300万円、7.1%多くなりました。

陸前高田市の予算は、東日本大震災の復興事業の完了で前年度まで5年連続で減少していましたが、新年度は6年ぶりの増額となりました。

これは、市内に物流施設を建設するアパレルメーカーに対する補助に3億円。

旧矢作小学校の解体工事に2億4000万円などと、多額の予算を要する事業が計上されたためです。

このほか、津波に備えた避難計画を策定するために行う車を使った避難のシミュレーションに1300万円。

介護施設や障害者施設で働いた場合に、奨学金を補助する新たな事業に300万円。

ことし9月に行う東北の高校生を対象としたダンスコンテストの開催費の補助に、400万円が盛り込まれました。