「のと鉄道」支援の鉄印販売 三陸鉄道とIGRいわて銀河鉄道

能登半島地震で被災した「のと鉄道」の復興を支援しようと、三陸鉄道とIGRいわて銀河鉄道は、神社や寺の「御朱印」にちなみ、復興への願いをこめた限定の「鉄印」を販売しています。

能登半島地震で大きな被害を受けた第三セクターの「のと鉄道」は、今もおよそ半分の区間で運休していて、4月上旬の運転再開を目指しています。

全国の第三セクターの鉄道会社でつくる協議会は、「のと鉄道」の復興を支援しようと、「御朱印」にちなみ、限定の「鉄印」を「のと鉄道応援鉄印」として販売していて、今月から三陸鉄道の宮古駅とIGRいわて銀河鉄道の青山駅でも販売が始まりました。

いずれの駅でも1枚300円で300枚販売され、このうち青山駅では、神奈川県の男性も購入に訪れ、「離れていてものと鉄道の支援につながればと思い購入しました。早く全線で復旧してほしいです」と話していました。

鉄印には困難を乗り越えた先に明るい未来があることを意味する「雲外蒼天」と書かれていて、売り上げは「のと鉄道」に寄付されるということです。

IGRいわて銀河鉄道企画部の稲葉聡主任は、「同じ第三セクターとして被災した大変な境遇はわかる。鉄印が少しでも復興の役に立ってほしいです」と話していました。