老舗旅館「長栄館」元社長 新型コロナ補助金を詐取の罪で起訴

雫石町の老舗旅館「長栄館」の元社長が、新型コロナ対策の補助金をだまし取ったとして逮捕された事件で、盛岡地方検察庁は元社長を詐欺の罪で起訴しました。

起訴されたのは、雫石町にある鴬宿温泉の老舗旅館、長栄館の元社長、照井貴博被告(37)です。

起訴状などによりますと、照井元社長は国が新型コロナ対策として行った支援事業を悪用し、おととし2月から5月ごろまでの間に、実際には仕入れてもいなかった牛肉の売り上げに影響が出たとうその申請をして補助金4986万円余りをだまし取ったとして詐欺の罪に問われています。

この事件では、元社長とともに取り引きを偽装したとして同じ雫石町にある食品会社の役員と、宮城県の鳴子温泉にあるホテルの元役員も逮捕され、20日、ともに起訴されました。

検察は3人の認否を明らかにしていません。

3人は3年前にも同じ補助金4000万円余りをだまし取ったとして逮捕されましたが、検察はこの容疑については処分を保留しています。