宮古市の中学生 能登半島地震被災地への募金を市長に手渡す

東日本大震災の津波で大きな被害を受けた宮古市の中学生が能登半島地震の被災地に向けた募金活動を行い、集まったお金を宮古市長に手渡しました。

16日は、宮古市の崎山中学校の生徒会を代表して2年生の戸羽悠真さんと1年生の村上豊さんが宮古市役所を訪れました。

そして山本正徳市長に校内で集めた義援金2万7627円を手渡しました。

山本市長は「集めてくれた募金は被災地の学校に使ってもらうように手配します」と答えていました。

崎山中学校では、能登半島地震の発生を受け生徒会の生徒が「自分たちに何かできることはないか」と考え、先月、生徒と教職員を対象に募金を活動を行ったということです。

2年生の戸羽悠真さんは「かなり募金が集まったことで生徒一人一人に震災への思いがあるのだと感じることができました」と話していました。

また1年生の村上豊さんは「震災の記憶はないですが、震災を伝えていく世代として何か出来る事はないかと考えた時に募金活動がよいのではないかと考えました」と話していました。

宮古市は市民からの義援金を来月29日まで募っていて、16日に子どもたちから受け取った義援金とともに能登半島地震の被災地に届けられるということです。