東日本大震災 犠牲者追悼の花火 運営費の寄付を募る

東日本大震災の犠牲者を追悼しようと4年前から釜石市で3月11日に花火を打ち上げてきた団体が、ことしは能登半島地震の犠牲者を追悼する思いも込めて実施しようと、クラウドファンディングで運営費の寄付を募っています。

釜石市鵜住居町では地元の有志たちのグループが、4年前の3月11日から毎年、東日本大震災の犠牲者の追悼と復興への祈りを込めて白い菊のように広がる花火を打ち上げてきました。

協賛金の減少などから、ことしは規模の縮小が検討されていましたが、ことし1月に発生した能登半島地震の犠牲者を追悼する思いも込めてこれまで通りの規模で花火を打ち上げることを決めました。

このため実行委員会ではクラウドファンディングを通して目標500万円の運営資金を募っています。

寄付は3000円から可能で来月5日まで募っています。

また寄付の金額に応じて、返礼品として能登地方の特産品であるイカの魚しょうなどが送られるということです。

実行委員長の山口未来さんは「東日本大震災ではたくさんの人が応援してくれた。私たちも能登の人たちのことを応援しているという思いを、花火を通して届けたい」と話しています。