盛岡市役所で業務の効率化などに取り組んだ事例の発表会

盛岡市役所の各部署が、さまざまな工夫を凝らし業務の効率化などに向けて取り組んだ事例を紹介する発表会が行われました。

15日は、盛岡市役所の7つの部署が、デジタル技術で業務を変革するDX=デジタルトランスフォーメーションを活用するなどして、効率化に取り組んだ事例を発表しました。

このうち「母子健康課」は、妊娠した人が市役所で母子健康手帳を受け取る際は、これまでは予約する仕組みがなく、窓口を訪れて順番を待つ必要がありましたが、去年10月から通信アプリのLINEを使って、事前に予約できるシステムを導入したことを紹介していました。

母子健康手帳の交付には、産前産後のサポートの有無などを聞き取るため、1人あたり30分から1時間ほどかかり、待ち時間が発生することもありましたが、このシステムの導入で解消され、窓口で対応する職員も計画的に配置できるようになったということです。

また農政課の担当者は、農家同士が農地を交換し耕作しやすいように集約する「農地集約アプリ」の導入について発表し、アプリに入力することで、効率的に交換を進めることができた事例を紹介していました。

発表を行った母子健康課の保健師、山本真白さんは、「予約システムの導入で、妊娠した人も職員も負担が減りました。他部署でもこのシステムが活用されればいいと思う」と話していました。