盛岡 「福祉バンク大市」 衣服や本など販売 岩手県民会館

障害がある人たちが市民から集めた衣服や本などを販売する恒例の「福祉バンク大市」が、8日から盛岡市で始まり、多くの人でにぎわっています。

この催しは、障害がある人たちの雇用を支援している「盛岡市民福祉バンク」が毎年、開いているものです。

「盛岡市民福祉バンク」では、一般家庭から寄せられた日用品を障害がある人たちが修理したり、きれいに磨いたりして安価で販売し、その収益を運営費に充てています。

会場には衣類や本、食器、それに、ひな人形などさまざまなものが並べられ、Tシャツや着物が1枚110円で販売されたり、古本が1キロ550円で量り売りされたりしていました。

毎日、新しい商品を追加で出しながら、およそ6万点を販売するということです。

盛岡市の30代の女性は、「初めて来て古本を買いました。着物も安くていいものがあると思います」と話していました。

盛岡市民福祉バンクの伊藤純理事長は、「市民の寄付で活動が支えられています。たくさんの品物をそろえているので多くの人に来てほしい」と話していました。

「福祉バンク大市」は、▽今月13日まで岩手県民会館で、▽そのあと今月17日から19日までは盛岡市のデパート「カワトク」で開かれます。