去年の県内の外国人労働者は7082人 過去最多に

県内で働く外国人の数が去年、7000人を超え、調査を始めて以来、最も多くなったことが分かりました。

半分以上が製造業に従事していて、人手不足の中、企業が雇用を増やしていることが要因とみられます。

岩手労働局が去年10月末時点でまとめた調査によりますと、県内の外国人労働者は、7082人で、前の年の同じ時期と比べて1335人、およそ2割増えました。

これは外国人を雇用した場合に届け出が義務化された2007年以降で、最も多い人数です。

このうち53%、3751人が「製造業」に従事していて、次いで「卸売業・小売業」が536人。

「建設業」が528人などとなっています。

国籍別で最も多いのは、ベトナムの2277人で、次いでフィリピンが1175人。インドネシアが879人。中国が852人でした。

人手不足の中、製造業を中心に企業が外国人の雇用を増やしていることが背景で、外国人を雇用する事業所は前の年の同じ時期から93か所増えて1200か所ちょうどとなりました。

こちらも調査開始以来、最多です。

岩手労働局は「少子高齢化で国内の労働力が不足する中、県内でも外国人労働者の雇用が着実に増加しているとみられる」としています。